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理事長挨拶Greeting

地域コミュニティーの
再構築をめざして

2040年問題に向けて
医療・介護・健診から
新たなまちづくりを通して
未来を築く。

少子化による急速な人口減少と高齢者人口が2040年にピークに達します。いわゆる2040年問題と称され、地方はもちろん政令指定都市である横浜市においても2年前より人口減少の局面が始まっております。特に我々景翠会の金沢病院のある横浜市南部では顕著にその傾向が表れています。一方、地方では更に深刻な状態であり、いろいろな取り組みが行政、民間が一体となり行われています。そのような中で我々はどの様な未来を作り、子孫に残すのか?非常に大切な命題と認識しております。

地方での活動の活性化の原動力となっているのは危機感だと思います。ただいたずらに不安感を煽るのではなく、危機感を行政、地域を含めた住民が共有し合い、解決策を模索するポジティブな考え方が必要だと思います。もともと地方よりも人口の多い神奈川県は早急な対応が必要です。われわれは地域密着型の医療法人として何ができるのか?私自身はまず地方に学ぶべきだと思います。良いところは地方の真似をし、かつてはあった地方の様な人と人の繋がりのあるコミュニティーの再構築こそがまず大事なのではないかと思っております。そして歴史、過去を大事にし新たなまちづくりを行う。我々の主な事業地域である横浜市金沢区、横須賀市、逗子市は歴史も文化もあり、それが実現可能な地域と考えております。

特に医療法人の使命である医療・介護・健診などの事業は人の生活にはなくてはならないものであり、ある時はまちの中心でリーダーシップをとり、ある時はサポート役として地域に役立つ存在としてあり続けたいと思っております。

今後とも景翠会をよろしくお願いいたします。

医療法人社団 景翠会 金沢病院グループ
理事長 富田 春郎