当院の医療安全管理体制
金沢病院の基本理念である「良質かつ責任ある医療サービスの提供」を実現するために、医療安全対策室および医療安全対策委員会を中心に、院内の医療安全管理体制の整備と強化を行います。
1. 基本方針
1) 「人間は必ずミスをする」という事実を認識し、個人の責任追及ではなく、原因究明・再発防止に着目し、
医療安全確保を目的とした組織体制を構築します。
2) 当院では、安全かつ良質な医療を提供し続けるために、全職員が安全管理体制に関して熟知し、医療事故防止、
安全確保に取り組みます。
3) 当院で働く全ての職員が、安全な医療の提供が最優先されるべきである事を認識できるよう、必要な教育および
システムの改善を推進します。
2. 組織体制
医療安全対策室
◆ 当院は、組織横断的な院内の安全管理と推進を担うために、院長直属のもと、医療安全対策室を設置しています。
◆ 医療安全対策室の重要な役割は、安全文化の醸成を促進することです。そのために、
①安全管理に関する体制の構築
②医療安全対策委員会の円滑な運営
③医療安全に関する職員への教育・研修
を実施します。
◆ 医療安全対策室には、医療安全活動の実務を担当する医療安全管理者(専従1名・専任1名:2021.5現在)
が勤務しており、医療安全対策委員と連携を図っています。
医療安全対策委員会
◆ 当院は、患者安全を推進するために医療安全対策委員会を設置しています。
◆ 委員会では、以下の点について協議し、職員に周知をしています。
①職員から報告を受けたインシデントレポートの集約・分析に関すること
②委員会で検討および立案した再発防止策や改善策の遵守状況の調査と見直しに関すること
③医療事故防止のための職員の指導・教育に関すること
④医療安全管理のための啓発、広報、出版に関すること
⑤その他医療安全管理に関すること
医療安全に関する職員の役割
◆ 当院で働く職員は、医療安全対策マニュアルの遵守と医療安全に関する研修への
定期的参加などを通して、医療安全への理解を深め、患者さまへのケアに還元します。
来院される皆さまにご協力いただきたい医療安全対策
◆ フルネームと生年月日での確認
当院では、患者さまの間違いを防ぐために、何度もお名前と生年月日をお聞きしています。
職員が皆さまのお名前と生年月日を確認した際は、フルネームと生年月日の両方をお答えいただきますよう
ご協力をお願いいたします。
また、あわせて、病室前やベッドネームに、氏名をフルネームで表記している点につきましても、ご理解のほど
よろしくお願いいたします。
◆ 転倒転落防止対策
転倒を予防するために、入院中のスリッパはご遠慮ください。
転びにくいかかとを覆うタイプの履物を準備いただきますよう、ご協力をお願いいたします。
入院時には転倒・転落アセスメントスコアシートを用いて、患者さまの転倒リスクを評価しております。
病院は、住み慣れた環境とは大きく異なること、ケガや病気の影響で思うように身体が動かず、転倒しやすいことを、
患者さまご自身もご認識いただき、遠慮なくナースコールをしてください。
医療安全に関する相談窓口
当院の医療安全管理体制に関するご質問や医療安全対策マニュアルの閲覧に関するお問い合わせは下記の相談窓口でお受けいたします。
医療法人社団景翠会 金沢病院
医療安全対策室
電話:045-781-2611(代表)